ライブラはいつもの冷静な姿に戻っていた。むしろ何か吹っ切れたかのような表情にさえ见える。
「七英雄との戦闘を前にしては谁でも紧张するし、待つ侧も过剰に心配したりするものだ。お互い水に流して、気持ちを切り替えよう」
私は2人に声をかけた。ライブラもシャーリーも大きく颔く。
「ベネディクト様、城内に侵入してロックブーケさ???ロックブーケを倒しましょう!もう后は戦うだけです!」
フィリップが语気を强める。
「その通りだ。だが、その前に少しだけ话をさせてくれ」
私は立ち上がって4人の顔を见る。
いつもは仲の良いメンバーだがそこは帝国の精鋭军らしく、4人は横に整列した。
「ロックブーケは魅了という络め手を使ってくる相手だ。戦闘力だけでなく、精神力が问われる相手でもある」
私は静かに、しかし强い言叶で全员に促した。私自身、自然と言叶に热が笼っていく。
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「全员ここで誓ってくれ!絶対に魅了されない强い気持ちを持つこと!思い返してくれ、私たちには使命があるはずだ!」
4人は真剣な眼差しで私を见つめていた。
そう、この4人にとっては帝国という自らの故郷を取り戻すという使命がある。
そして私には???。
(マリア、少しの间だけ???私たちを守ってくれよ???)
帝国への恩义ももちろんあるが、それは正直に言えば二の次の话だ。
爱する妹マリアを杀された复讐、私怨と言われればそれまでだが私には十分すぎるロックブーケ讨伐の使命だった。
「打倒ロックブーケ!行くぞ!」
私は声を上げた。
おおっ!!と4人が武器を高く掲げた。
このパーティーなら胜てる、そう思わせるくらい4人は頼もしく见えた。
ドワイト编
ドワイトの视点
全军、一気に下水から城内一阶になだれ込んだ。
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2阶の玉座への道を守るモンスターは獣人型の雑鱼モンスター5体と大型モンスターが1体だけ。
フィリップの报告通り、手薄だった。
「加势が来てはまずい!一気に片付けよう!」
ベネディクト様が叫んだ。
「ここはドワイトとシャーリーに任せて我々は先に玉座に行きましょう!あの二人ならすぐに追いつきます!」
ライブラが进言する。
「望むところだ、なあシャーリー?」
私がそう言うと、シャーリーは悪戯っぽく笑って颔いた。
「よし!頼んだぞ!」
ベネディクト様とライブラ、フィリップは势いをつけて突进し、一気に2阶に駆け上がって行く。
雑鱼モンスター达がベネディクト様たちを慌てて追おうとするが、
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