だが、それ以上に不幸なことに、二人は既に意识を失っていた。
剥き出しになった下半身を白浊で汚し、恍惚の表情を浮かべ倒れ伏していたのだ。
「言ったでしょ~みんな食べちゃったって? そこの二人もとっくに私の虏……? 身も心もいただいちゃったよ? この骑士さまみたいに、ね?」
少女は弄ぶように胸をむにむにと动かし、アリエラの阴茎をいたぶる。
それだけで、アリエラは甘えたような声を出し、カクカクと腰を震わせる。
皆の缠め役でいつも頼れる彼女が、なす术なく少女に弄ばれている。どんな伤を负っても苦痛の声一つあげなかったアリエラが、少女の胸一つで生娘のように喘ぎの声をあげている。
一瞬、勇者は顔を歪ませた。
それは、弄ばれているアリエラへの怜悯か、はたまた仲间をやられたことへの怒りか。
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だが、その感情の昂りは、そこの状况において致命的なまでの隙を生んでしまう。
「あはっ? 隙あり?」
「っ…!?しまっ……!?」
その瞬间、少女の指先が光る。ぱぁと、部屋全体を照らす眩いほどの光。
完全に不意を打たれたその闪光に、勇者は思わず腕で顔を覆い目を闭じてしまった。
どれ程そうしていただろうか。恐る恐る目を开くと、腕の隙间から射し込んでいた光は消えていた。
いつまでもこうしているわけにはいかない。これ以上隙を晒し続けるわけにはいかない。
ゆっくりと腕を解くと、微かに闪光の残光が残る视界がにんまりと意味ありげに笑う少女を捉えた。
────どくん
目の前には、つい先程と同じ光景。アリエラはなおも少女の豊満で柔らかそうな胸に阴茎を包まれ、少女はクスクスと淫靡な笑みを浮かべている。
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────どくんっ
妖艶なその笑みに视线が夺われる。露出の多い姿にむずむずと身体が疼く。
心臓が甘く高鸣るほど官能的な光景。ずっと见ていたい。いつまでも堪能していたい。叶うのならば、この一瞬を切り取って一生手元に置いていたい。
────どくんっ?
いや、そんな事をしなくたっていいじゃないか。
私が、自ら彼女に身を委ねれば一生……
「あはぁ? 勇者さまも気に入ってくれたみたいだねぇ私のプレゼント?」
少女の无邪気な笑い声に、勇者の意识は桃色の深い沼から急浮上する。
今、自分は何を考えていた?
ほんの少し前までの自分の思考に、そしてその先に访れていたであろう未来に、思わず背筋が震える。
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