まるで头の中で嗫かれているかのように。
「さ、こっちを见て」
不思议な光が二つに増え、ゆらゆらと揺らめく。
必死に目を凝らすが、何が光っているのかはわからない。
光を见ているうちにだんだんと、头の中がぼーっとしてくる。
「こっちを见て」
「いいえ、こっちを见て」
妖しく、煽情的な女の声が头の中で几重にも反响する。
だんだんと、身体の力が抜けていく。
「いい子ね……ふぅっ?」
びくぅっ。
突然、耳元に吐息を吹きかけられて、身体が震える。
「ふふ、惊いた?私の、吐息に集中して。はぁっ?」
「私の吐息に、集中して。ふぅっ?」
左右から交互に甘く、微かに热を帯びた吐息が吹きかけられて、徐々に体が热くなっていく。
少しずつ闇に惯れてきた视界の中、笑みを湛えた女たちの笑顔が浮かび上がる。
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左侧の女は茶髪のミディアムヘア。
右侧の女は金髪のボブヘア。
润んだ瞳。
整った顔立ち。
鲜やかな唇。
甘い香り。
思わず见惚れてしまうような美しい女たちの顔が交互に视界に现れ、微笑みかけてくる。
视界から消えた女は、耳元に顔を寄せ、吐息を吹きかけてくる。
今がどういう状况なのか必死に考えようとするが、吐息を吹きかけられる度、思考が雾散し、记忆を辿る事が出来ない。
「ほら、身体の力を抜いて?」
「私たちの呼吸に合わせて、ゆっくりと深呼吸して?」
「すー?」
「はー?」
女たちの呼吸に合わせ、ゆっくりと深呼吸をする。
「そう、その调子。すー?」
「どんどん、リラックスできますよ。はー?」
女たちの唇を、身体を、今にも触れてしまいそうなほど近くに感じる。
「吸って。すー?」
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息を吸う度、肺の中が甘い香りで満たされていく。
「吐いて。はー?」
息を吐く度、女たちの息が耳に吹きかけられ、头の中まで桃色に染められていく。
「ふふ、耳が敏感になってきたでしょう?」
「息を吹きかけられるだけで、もう溜まらない程に?」
女たちの言う通りだった。
息を吹きかけられる度、びくびくと体が震えてしまう。
「どきどきしてきたでしょう?」
「兴奋するでしょう?」
「耳が、まるでおちんぽみたいに敏感になってきて」
「犯してほしく堪らないでしょう?」
交互に、息を吹きかけられながら淫らな言叶を嗫かれて、异常なほどに鼓动が高鸣っていく。
「耳だけでなく、头の中も、ぜ~んぶ、おかしくなっちゃいましょう??」
「私たちに、ぜ~んぶ、任せて。快楽に身を委ねましょう??」
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