动き出してすぐ、僕は目を剥いた。
千鸟先辈の右手が、股间を抚でまわし、あろうことかズボンのファスナーを下ろし始めたのだ。
ぶわっと全身に冷や汗が浮かんでくる。
(そんな、まさか……电车の中で……!?)
ファスナーを下ろす音が、いつもよりも大きく闻こえて、鼓动がバクバクと早钟を打つ。
この音に谁か気づくのではないかと思うと気が気ではない。
しかし、周囲の乗客たちは二人の様子に気づく事もなく、それぞれの世界に没入している。
それは、絵梨も同様だった。
(き、気づかないのか……これでも……)
気づかれたい訳では决してなかったが、车内の乗客がここまで周囲で起きている出来事に无顿着だという事実は正直に言って冲撃だった。
そんな事を考えているうちに、ファスナーが下ろされ、千鸟先辈のひんやりとした手がズボンの中に侵入してくる。
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パンツの上から形や大きさを确かめるように握られる。
「大きい。それに凄く热い。血管が浮いてて。めっちゃヌルヌルしてる」
手で确かめたことを、耳元に嗫かれる。
口ではどうとでも言える。
だが、身体は正直だ。
快楽を求めてギチギチに勃起し、ヌルヌルと我慢汁に涂れているペニスが何よりの証。
手がパンツの中に侵入してきて、直接握られた。
「―――っ……」
热いペニスを握る冷たい手の感触が、震えるほど心地いい。
脳髄を直撃する快楽に声を上げそうになるのを、唇を噛み缔めて何とか耐える。
中学の顷、憧れを抱いていた女性。
憧憬の念が强すぎて、情欲の対象として见たことなどなかった。
そんな相手に自身の勃起した丑いペニスを握られる事は、喜びではなかった。
まるで、神圣なものが汚れたものによって冒涜されているような。
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心の奥底に仕舞っていた大事なものに、ひびが入っていくような。
だが、彼女を汚しているものも、伤つけているものも自分であるという现実が、余计に理性を狂わせていく。
亲指と人差し指で作った轮っかを、カリに引っ挂けながら、扱かれる。
ぞくぞくとした快美感が背筋を駆け上っていく。
悲しみ。快楽。
怒り。悦楽。
屈辱。愉悦。
丧失感。逸楽。
赍される相反した感情が、心をぐちゃぐちゃにしていく。
负の感情が膨れ上がって、目尻から流れ落ちていく。
右手でペニスを扱きながら、左手で乳首を転がされ、さらに首筋にれろれろと舌が这わされる。
淫らな3点责めに、どんどん射精欲が込み上げていく。
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