日文65(5)


全てをようやく饮み込んだと思ったら、今度は凉叶さんの柔らかい舌が僕の口内に滑り込んできた。

ちゅっ、んちゅっ……

口移しでお酒を饮まされる刺激と、会ったばかりの女性にキスされる冲撃。
色んな事が一気に起こりすぎたせいで、どう対処していいか分からない。
ただ、密着した唇の甘い感触と、自分の舌に络みつく凉叶さんの舌のしっとりとした感触だけを感じる。
そして、いつの间にか背中と后头部に回された手でがっちりと头を固定され、キスから逃げようにも逃げられないまま、服越しに凉叶さんの柔らかい肢体に沈み込んでいく。
その间にも、凉叶さんの舌は僕の舌を味わうかのように络みつき、口粘膜の上を这い回り、僕の身体にディープキスの気持ちよさを刻み込んでいく。

一体どれほどの时间が経っただろう。
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凉叶さんがスッと僕から唇を离すと、二人の唇の间にいやらしい银の糸が引かれる。

「あっ……あの……っ」
头がボーッとしてしまい、ようやく开いた口から出た言叶がこれだった。

「……こういうキスは初めて?……その様子じゃ、ほとんど経験はなさそうね?」
キス自体は、今の彼女としたことがある……が、何しろ、付き合ってまだ日が浅い。
勇気を振り绞って、ようやく唇と唇が軽く触れるようなキスをしたぐらいだ。
こんなにいやらしいキスなんて、ネットで得た乏しい知识でしか知らない。

「な……なんでっ……」
ようやく状况が呑み込めてきた僕だったが、それでも何から言っていいのか分からなかった。
どうして凉叶さんは、いきなり僕にキスを。
それに僕には大事な彼女がいるのに……他の女の人と、こんなこと……
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「ふふ、君みたいな可爱い男の子……好きなんだよね……?」
凉叶さんが好色な笑みを浮かべ、舌なめずりをしながら再び僕の方に近づく。
手の甲を、细い指先で、つう、となぞられる。
身体がビクンと震える。
凉叶さんの全身から立ち上る妖艶な雰囲気に、呑まれてしまいそうだ。
このまま流されたら……ダメだ……。

「ぼ、ぼくっ、帰らなきゃ……」
僕は慌てて立ち上がる。
しかし、急にアルコールを摂取したせいか、それとも他の理由か。
足に力が入らず、足元がふらついて転びそうになってしまう。

「……大丈夫?ちょっと、休んだほうが、いいよ?」
凉叶さんが、僕の肩を支えてくれる。
自然と手を引かれて、ベッドの上に诱导される。
凉叶さんと并んで腰挂ける。
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