「お、姉さんじゃないっすか。随分久しぶりっすねぇ。」
「川ちゃん、久しぶりね。前に来たのは2ヶ月くらい前かしら?」
「そんなに経つっすか???この2ヶ月大変だったんすよ。俺はともかく、アニキやお嬢にはきっちりと挨拶した方がいいっすよ。姉さんがいなくて1番苦労したのはあの二人っすから。」
「う~んまたあの子の长いお説教を闻くことになっちゃうかぁ???ねぇ、あの子のご机嫌をとれる方法なんか无い?」
「谛めてくだせぇ。今回ばかりはお嬢も我慢ならねぇみてぇっす。前みてぇにモンブランじゃぁ怒りは収まらねえと思いまっせぇ。」
「困ったわねぇ???あそこのモンブランでもダメなら他に何があるって言うのよ???」
二人の会话を知己は混乱したまま黙って闻くことしかできなかった。强面の男は英利花と亲しいらしく、二人はこの施设で働いているようだ。この二人が働く职场といわれても知己には全く见当もつかなかった。
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「ところで姉さん。そこでポカンとしている兄ちゃんは谁なんすか?」
强面の男の疑问に英利花は少しうつむき、间をおいてから话した。
「???前に话してた子よ。」
「!?本当にいいんすか?だって姉さん???」
どうやら知己のことを话しているようだが、そこから二人は声を潜め始め、知己は内容を闻くことはできなかった。そもそも、他人の仕事に首を突っ込むのも悪いと思い、闻き耳をたてるのをやめ改めて周囲を见渡した。すると、廊下を进んだ先から何やら人影が见えた。そして、会话を终えた英利花が、
「お待たせ。それじゃ行こっか。」
そう言われて知己は英利花と廊下を进んだ。
后ろでは强面の男が二人を见送りながら1人呟いた。
「姉さんを頼むぜ???」
廊下を进んだドアの前で英利花は立ち止まった。
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「さぁお待ちかね。ここから先が知己君に见せたかった场所よ。」
「はぁ、ようやくですか???散々焦らされたんですからさっさと行きましょうよ。」
知己は答えを焦らされ続けることにそろそろ嫌気がしていた。诱ったのが英利花でなければ既に痺れを切らして帰っていたかもしれない。
「フフ、知己君は焦らしプレイは嫌い?」
「!?っその言い方は、ズルいです???」
知己は英利花とエッチをすることを想像してしまい、耻ずかしくて反论できなくなってしまった。
「あはは、でも、これからいっぱい経験することになると思うよ、ここに来ればね。」
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