「―――ふふ、もう射精しちゃいたいですよね?」
「で?も、勇者様、射精しちゃってよろしいんでしたっけ?」
左右からの女たちの嗫きに、脳内にかすかな疑问が生じる。
「勇者様、すっかりトロトロになっちゃった头でちゃ~んと思い出してください?」
「ここは魔王様のお城?」
(魔王の………城………)
「勇者様は、魔王様を倒すために、お仲间や大势の军队を引き连れて果敢に攻めてこられたんですよ?とても、凛々しくて素敌でした?」
(そうだ………俺は……魔王を……倒すために………军势を率いて攻め込んで……仲间たちと先行して魔王城に侵入して………)
「今でも、勇者様の加护を受けた军势は魔王城の外で戦い続けておられます?」
「お仲间たちも、この城の各地で魔王军の干部の皆様と戦っておられますよ?」
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(そうだ………俺は……魔王军の干部に遭遇する度に、仲间たちに任せて先行して………)
「そして、勇者様は魔王様が控える玉座の间の一つ手前、この部屋に辿り着かれたんです」
「とても勇ましくて、素敌でした?」
(そうだ……俺は……この部屋に入った途端、トラップ魔法に引っかかって気を失ったんだ………)
普段ならば决して引っかからないだろう简単な罠に。
部屋に飞び込んだ瞬间に感じた甘い香りと、三人のあまりの美しさに一瞬、ほんの一瞬だけ集中が乱れてしまった。
「ふふ、思い出されたようですね、勇者様?」
「勇者様にとって私たちは憎むべき淫魔。その淫魔から受けるマッサージはいかがだったですか?」
「とても気持ちよかったでしょう?……ふふ、感想をお闻かせくださいな」
「っ、ふざけるなっ……とても気持ちいいでふぅ??……なっ、お、俺は何を………」
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自分の口から発せられた言叶に愕然とする。
「ふふ、嬉しいですわ、勇者様?」
金髪ボブの女が満足そうに笑う。
「お礼に、勇者様のお望みをおひとつ叶えて差し上げますわ?」
茶髪ミディアムの女の提案に、息を呑む。
茶髪ミディアムの女は続けて、部屋の奥を指さす。
そちらを见ると、大きな扉が见えた。
「あの奥に、魔王様はいらっしゃいます」
「もし、勇者様が魔王様を倒される事を望まれるなら、このまま解放させていただきますわ」
「っ………」
「で?も?」
金髪ボブの女が右乳首を弄りながら、吐息を吹きかけてくる。
「他の愿いでも构いませんよ?」
茶髪ミディアムの女が左乳首を爱抚しながら、耳の中を舐めあげる。
视线は自然と足元へと向かう。
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