まずは、寺の檀家衆の奥方を虏にした。
皆、最初こそ抵抗するものの、大抵の场合は侬の肉棒を见るなり大人しくなった。
その瞳をうっとりと蕩けさせ、頬を上気させ、秘所をしとどに濡らす奥方を犯して犯して犯しまくった。
そこからは芋づる式である。
最近、夫妇仲がうまくいっていない夫妇の情报を闻き出し、“気郁”に効く治疗を施すという名目で寺に呼び出し、虏にする。
そして、また次の相手を绍介してもらう。
その缲り返し。
或いは、お参りにきた良家の子女を虏にし、贵族の馆に奉公に出させ、やんごとなき身分の女性たちの寝所に夜这う手引きをさせる。
そうして、虏にした女性の数は、2000人を优に超えただろうか。
正确な人数など、もう覚えてはいない。
そして、761年。
遂に、侬は至高の御方の寝所へと足を踏み入れることになった。
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圣武天皇を父に持ち、臣下から初めて皇后に取り立てられた藤原氏出身の光明皇后を母に持つ御方。
日本史上6人目の女帝である第46代?孝谦天皇その人である。
既に758年に位を淳仁天皇に譲られ、今は太上天皇となられている。
平城宫改修に际し、一时的に迁された近江国保良宫にて、“気郁”の治疗をせよと命じられたのだ。
命令を受けた时、文字通り侬は小跃りして喜んだ。
かつて女も知らぬ初心な青年僧侣に过ぎなかった侬も、既に61歳になっている。
まだまだ常人に负けるつもりはなかったが、それでも若い顷に比べれば精力は减退しつつあった。
物部氏を复兴させるという梦を果たすための犹予は残り少なくなっていたのだ。
***
重々しい墨染めの僧衣に身を包んで畏まる侬に、御帘の向こうから声がかけられる。
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「―――そなたが、道镜か」
「はい」
人払いもされ、他に人影もない。
それは、太上天皇様の指示であり、侬の意思でもある。
太上天皇様のそば近くに仕える女官はすべて、侬の虏だ。
明日の朝まで、谁も、この部屋にはやってこない。
「………治疗を」
期待と不安、兴奋と后ろめたさ、様々な感情を内包したか细い声で命じられる。
「承りました」
侬は无远虑に立ち上がり、墨染めの僧衣を脱ぎ捨てた。
60歳过ぎとは思えぬ、筋骨逞しい裸身。
太上天皇様が息を饮む気配が、御帘の向こうから伝わってくる。
「失礼致します」
一言断ってから、侬は御帘を开けて、奥へと踏み入れる。
黒く、艶やかな长い髪を蓄えた太上天皇。
その视线が、侬の肉棒を捉えるや否や、瞳が大きく见开かれ、はふっ?と、その唇から甘い吐息が漏れていく。
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