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日文65545(29)



「ですが、残念ながら、最后の一人、リーダーのレッド君だけ取り逃してしまったのですが……」

 すっと、后ろを振り返るナーティア。その视线から目を逸らす。几分居心地が悪かったので、话を先に进めた。

「えっと……今までのヒーロー达も今日の彼らのように杀してきたのですか」
「はい、そうですよ。ですが、サトル様の思われているような処刑とは异なります。あくまで、ヒーロー生命の処刑です。わたくしたちは杀伤の类を好みません。わたくしたちの理念は『恒久的な幸福の追求』なのです」

 そういって、ナーティアは真っ白な廊下を进んでいく。その后ろとトボトボと歩いてついて行った。まるで病院のように何もない白い廊下が続き、一枚の扉の前についた。扉といっても全面白で涂られているため、パスワード入力用のパネルがなければ扉とも気が付かなかっただろう。 nwxs9.cc
 そして、ピンク色の壁一面に大小のハートマークが彩られた部屋に入った。その部屋は、二分されている。中央に大きなガラス窓がはめ込まれているからだ。そして、今いる部屋と反対侧、すなわちガラスの向こう侧に一人の男性が拘束用の椅子に全裸で座らされている。拘束を外そうと抵抗を続け、そしてこちらを睨めつけながら「出せ、外せ」と言っているが、自分たちに彼の焦点があっていない。

「これはマジックミラーです。そして、ここは完全防音をなっております。彼の声はマイクを通じて闻こえますが、こちら侧の声は一切闻こえません。普段でしたら、処刑に际して多くの観客、この场合怪人と戦闘员が见物に来るのですが、今日はサトル様のために贷し切りにしております」
「う、うん」

 なにか腑に落ちない感覚を得ながらもナーティアの説明を闻いていく。 copyright nzxs8.cc

「そして、彼、アトミックブルーこと青沢勇気。原子力の力を用いたスーツを着用する彼らアトミックレンジャーは我々に多くの被害をもたらしました。それも、我々のみならず市民の暮らす街にも彼らの力は多大なる伤を残したのです。彼らの考え方はわたくし共とは相いれないもの。ですので、これから彼を処刑します。彼に、いえ彼らに『恒久的な幸福』がいかに素晴らしいものかを知っていただき、ヒーローなどという伪善を振りかざした蛮行を止めていただくのです。では、そろそろ初めてもらいましょうか」

 そういって、ナーティアは指を鸣らすと、ガラス越しの部屋に扉が出现する。その扉の奥から二人の女性怪人が现れた。
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