お姉さんはベルトをトランクから取り出し、説明を続ける。全体で见ると结构ベルト部分は长く、结构お腹が出ている人でも使えそう。
父の腹を思い浮かべながらそんな事を考えていると、お姉さんは流れるような作业でベルトを持ち上げ――
「そして……お腹以外には、こういった使い方をすることも出来ますよ……」
そのベルトを……スーツの上から、まるでブラジャーを付けるかのように……その大きな胸の上から巻いてしまった。
「……このように、留める部分は着脱しやすい様になっておりまして、一人で胸部にセットすることも可能です……」
「えっ、それで……それを……?」
ごくり、と生唾を饮み込んでしまう。
「……。これで、胸部の脂肪が気になる女性の方にも効果が期待できるというわけです……」
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「あ……なるほど……」
僕は、はみでそうな程の巨乳にみちみちと食い込むベルトというなんともエロい光景に头をやられ、つい変な想像をしてしまった。
駄目だ、なんだか完全にあっちのペースだった。大体、僕はなんでこんな説明を受けているんだろう……。
「――と、様々な使い方が出来るわけなのですが……」
彼女がその小さい顔をあげる时に揺れる髪の毛や……眼镜ごしの上目遣い……それに髪から……良い匂いがする。
僕は心の底から涌き上がる感情をなんとか抑えようと……してはいた……。
「……お客様」
不意に、彼女の缠っていたプレーンな雰囲気が一瞬変わった気がした。大きな変化では无いものの……间违いなく最初の时とは违う感じだ。
彼女は心を见透かそうとしてくるかの様に、上目遣いでこちらを见つめてくる。
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「は、はい? なんです……?」
僕はなんとか平静を装って、彼女に勘ぐられないように気を付けた。
きっと、ばれてない。このお姉さんは……真面目そうだし……きっと……そういうHな事とは无縁の生活を送ってきたんだ……そういう人だ……きっと。
「お客様……私の、この状态を见て……いやらしい事をお考えになったのでは无いですか……?」
心臓が、一际大きく高鸣る音が闻こえた。
今までもやもやとしていただけの欲望が、その一言で一つの形になろうとしている。
视线や意识も彼女の胸に向いてしまう……ベルトに缔め付けられた胸の柔肉。
シャツどころかベルトまではじけ飞ばしてしまいそうな……みち、みち、と……音まで闻こえてきそう……。
僕の意识が、彼女の体に吸い込まれて……周りの风景がぼんやりになっていく。
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