「……はぁ。そうですけどー?」
何でこんな事を闻いてくるのか。疑问には思ったものの、嘘を付く必要も无いと思ったので正直に答える。
どこの会社の人间かもわからない、しかも闻いたことも无いような会社の名前に僕は少し警戒心を抱いていた。
「…………。……お父様がご不在と言うことなので、渡して顶きたいものがあるのですがよろしいでしょうか?」
トーンの変わらない淡々とした口调で言叶を并べる女性。
通贩か何かの会社なのだろうか。
そういえば今朝、父さんが「昨日何か届かなかったか」とそわそわしながら家族に闻いていたかもしれない。
たぶんまたネットショッピングでどうでも良いものを买ったのだろう。パソコンの使い方を教えるべきじゃ无かったかも。
僕は呆れながら、父宛らしい宅配物があるなら受け取っておくことにした。
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「まぁ……いいですが……」
エロ本とか、……オナホールとかかもしれないな。などと少し下品な考えを巡らせながら僕は玄関のドアを开いた。
ガチャリ。キィ……。
ドアを开けると、明るい太阳の光が差し込んで一瞬目を眩ませる。そこには覗き穴ごしに见た女性がしっかりとした姿势で立っていた。
そこに立っていたのはスーツを着た、眼镜のお姉さん。左手には大きめの黒いトランクを提げている。
黒髪は后ろでまとめて前に少し残す短めのポニーテール、黒のスーツに白のボタン式シャツをきっちり着こなしていかにも清楚なOLというのが第一印象。
「失礼致します。私、ユートピアカンパニーの――」
彼女が名刺を取り出し手渡そうとする际に僕は彼女の体が気になってしまう。
全体的に清楚なルックスなのに対し、その胸元はボタンが外れなそうなほどむちむちとしていて嫌でもそこに目が行く程の胸がそこにあったからだ。
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他にも、スカートの丈は普通なのに黒ストッキングごしでもわかるキメの细かそうな脚、柔らかそうな太もも――。
「あの……どうかされましたか?」
彼女はきりっとした顔を向けて僕に闻いてくる。
ここまで男を诱うような肉体をしてるのに、しっかりと整った顔で表情を崩す気配がない。
まさに头の良さそうな、仕事の出来る眼镜女性って感じだ。
クラスにも何人か眼镜っ子はいるのだが、このお姉さんは特に僕の心を惹きつける……年上だとは思うが、僕の好みだった。
「あ……いやいやいや! すいません! 何でも无いです何でも……」
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