「こういうのはどうですか?」
カリっ
「んっ」
勃起した乳首を軽く噛まれる。
砂糖のような甘い快楽に浸っていた体にぴりっと香辛料の快楽が波纹を描く。
きりきりきりっ………
「っ、痛い、ターニャ、痛い!」
歯を立てられる痛みに、苦闷の声を上げる。
「ごめんなさい、ふふ、でも、こうしたらどうです?…れろぉっ……??」
强めに噛まれたところへ、舌が慰めるように这わされる。
「あぁぁぁ??……気持ち良い……??」
歯型がつくほどの强さで噛まれる痛みによって、神経が剥き出しになっているところへ、纯度100%の快感を流し込まれて、他爱もなく蕩けさせられる。
「気持ちよくなるのはこれからです」
唇と舌で唾液の线を俺の体に刻みながら、ターニャが俺の体を滑り降りていく。
脐の中に舌を突っ込み、うねうねと蠢かせたかと思いきや、阴毛を掻き分ける。
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「んっ……」
思わず喘いだのは舌が触れたからではなく、俺の肉棒にターニャの滑らかな頬が触れたから。
すりすりと頬ずりされる。
「ああっ、すべすべして、気持ち良い……」
もはや、ターニャの肌に触れるだけで、惊くほどの快楽を感じてしまう。
「ありがとうございます???」
嬉しそうに微笑み、舌はそのまま太腿へ。
「え……」
ペニスへの爱抚を期待していただけに、はぐらかされて仅かに失望が顔に浮かんでしまう。
「まだです。気持ちよくなるのはまだこれから。瀬崎様。夜はまだ长いんです。王の歓迎のしるしは、たっぷり、ねっとりと、ね??」
ぞくぞくするような甘い声音で纺がれる嗫きが俺の脳を溶かしていく。
抵抗しなければ、逃げなければという外交官としての思いが、甘い甘い絶望に涂りつぶされていく。
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ターニャの言叶は、朝までこの部屋に谁もやって来ないことを示している。
助けは来ない。
朝まで、责められ続ける………。
(そんなの、耐えられる訳ない………)
蜘蛛の巣に挂かった虫に、もはや逃れる术はない。
甘く络めとられ、ゆっくりと贪り食われるのを待つしかないのだ。
ターニャは唇だけでなく、指も太腿に这わせる。
十本の指がばらばらに动き、さながら楽器を奏でるかのように太腿を爱抚する。
「あぁっ、んんんっ、ひっ、た、ターニャ、す、凄いっ……??」
舌と唇と指。
俺の体を这うそれらがまるで无数にあるかのような错覚。
快楽に、喘ぐのを止められない。
俺のペニスはひくひくと震え、涙を流している。
最初は一滴、二滴だったものが、片足への爱抚が终わるころには既に几筋もの流れに変わっていた。
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