雷十が口にするのは、朴讷な爱の言叶だ。
その名を唱えながら女を抱く度に、男は心も身体も、女への爱に溺れていく。
阴茎がまたも反り返り始めた。
「ふふ、雷十。来て、もっと、もっと、抱いて……」
甘い蜜のような言叶が男の耳から理性を溶かす。
淫靡な男女の情交に、お堂は淫らなけはいに満ちた。
(わたしの恋の罠の中で、わたし达はずっと爱し合うのよ、雷十……)
普段男を淫杀する时と同じように、あるいはそれ以上に、お瑶の女阴もまた、ふしだらな程に蜜を滴らせているのだった。
(终わり)
「どう、今日も景気はどうかしら?」
「ああ、モリーさん。最高ですよ」
その日以来、アキラは捜査と称して、カジノ?ドラゴンストリームに足繁く通うようになった。无论、捜査は行っている。しかし、これといって、裏社会と通じている証拠までは掴めないでいた。それもその筈、そうした証拠を入手しようとしても、妨害が入っていたのだから。しかも、アキラ自身も自覚していない所で……。
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また、アキラがここに来るのは、仕事や、単にギャンブル热だけが理由ではない。
「凄い凄い、今日もスロットは絶好调だねっ。じゃ、次はバカラとかやってみない?」
フロアガールであるモリーの勧めで、アキラはバカラのテーブルに移动する。
しかし、どうしたことか。スロットの时とは违って、中々当てることが出来ない。スロットで稼いだ山のようなチップが、见る见る消し飞んでゆく。
(くそ、もう一胜负――)
最后といってもいいなけなしのチップを赌けようとした时、彼はその腕を掴まれた。二の腕が何か柔らかい感触のものに当たる。
「ストーップ。これ以上赌けたら一文无しになっちゃうよ」
「だ、だけれど……」
「はいはい。子供みたいに闻き分けのないこと言わないの。ちょっと、こっちに来てよ」
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アキラはモリーの后に付いてバカラのテーブルを离れた。
モリーは、アキラをある个室へと案内する。革张りの大きなソファが二つと、その间に硝子製のテーブルのある豪华な个室。
モリーがドアを闭めると、カジノフロアの喧騒は完全に闻こえなくなる。
「この部屋见覚えある?」
「……いいや」
モリーの质问に、アキラは否定する。
「そうでしょうね。でも、贵男はこの部屋に以前入っているのよ」
「そんなこと……一体何时……」
「贵男が初めてこのカジノに来た日」
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